施工法や構造に使う素材によって、家のつくりや住み心地はまるっきり変わってくるもの。特性を理解せず、言われるままに家を建てると、実際に暮らしはじめてから困ったことになるケースもあります。
ここでは、注文住宅に用いられる代表的な工法の特徴や価格、岡山で施工が可能な注文住宅会社の紹介をしています。
木造(在来工法・SE構法など)には、おもな工法として在来木造軸組構法・ツーバイフォー構法(またはツーバイシックス構法)・SE構法(重量木骨構法・木造ラーメン構法)などの手法があります。代表的な3種の工法の特徴と、在来軸組構法、ツーバイフォー構法、SE構法それぞれの方法で木造一軒家を建てた場合の参考坪単価を紹介しています。
「木材の持つ暖かみや調湿作用による快適さがある」「リフォームや増改築がしやすい」といったメリットはもちろん、「シロアリなど床下対策が不可欠」「鉄筋などに比べると地震に弱い」といったデメリットについても解説します。
軽鉄骨造住宅の大きな魅力は、耐震性に優れていること。木造住宅のように等間隔で柱を配置しなくても強度が維持できるため、大きな開口部を作りやすく、設計の自由度が広がるメリットがあります。
軽軽量鉄骨と重量鉄骨の大きな違いは、部材の厚み。重量鉄骨は軽量鉄骨に比べ、1.5~2倍ほどの厚みのある部材を使用しています。用途に合わせて設計士や工務店の担当者に相談しながら選ぶと良いでしょう。
軽RC工法とは一般的にいわれる「鉄筋コンクリート造」のことです。コンクリートを鉄筋で補強したものを構造材として建築を行う工法で、圧縮の力に強いコンクリートと引っ張りに強い鉄筋の両方の長所を併せ持った強い構造が特徴です。
軽さらに詳しい特徴や坪単価の目安や、耐久性・気密性・遮音性といった性能面での詳細についても知り合い方は下記のリンクからチェックしてください。
UA値とは、家の断熱性能を表す数字です。値が低いほど、家の中の熱が外に逃げにくくなります。つまり、冬は暖かく、夏は涼しい家になります。
C値とは、家の隙間の少なさを表す数字です。値が低いほど、家の中に隙間が少なく、外から風が入りにくくなります。つまり、冷暖房が効きやすくて、快適な家になります。
Ua値やC値が0.1違う場合、年間の冷暖房費に約3~5%程度の差が生じると言われています。数値が0.1高い場合、年間の冷暖房費が15万円の家庭では、約4,500円~7,500円の追加費用が発生し、室温については1~2度程度の差が生じると言われています。
また、地域の特性上高い住宅性能が求められる北海道では、UA値0.46が基準(省エネ基準)とされており、この数値より低い場合は、東北地方や北海道などの寒冷地にも適合できるほどの住宅性能を持っているといえるでしょう。
参考:国土交通省HP(https://www.mlit.go.jp/shoene-label/insulation.html)
【選定基準】
「岡山 注文住宅」とGoogle検索し、表示された上位50サイトの中で注文住宅会社は31件でした。(2024年4月調査時点)
31社から、上物価格を「1000万円台の家」「2000万円台の家」「3000万円台の家」で分け、住宅性能(耐震性能3等級以上、Ua値、C値)を明記している中で価格帯別に最も坪単価が安い注文住宅メーカーを選出しました。アイム・コラボレーションの坪単価は「SUUMO」(https://suumo.jp/chumon/tn_okayama/rn_imc/?ichiranIdx=3)、SANKOの坪単価はステップハウス(https://www.stephouse.jp/company/view/172/profile/)の情報を参考にしています。
【参考上物価格】
岡山県の平均一戸建ての広さが約36坪。(参照元:株式会社ヘルシーホーム https://www.healthy-home.co.jp/column/251/ ※情報は2018年10月時点)。これに各社の坪単価をかけて参考上物価格を算出しました。