ここでは、岡山市で受けられる医療費助成制度について詳しく紹介していきます。
子育て世帯にとって暮らしに係わる助成金制度の一つが、子ども医療費助成制度です。子ども医療費助成制度は、各地方自治体によって助成の対象や自己負担割合が異なることも特徴です。
岡山市の子ども医療費助成制度では、市内在住の中学生までの子どもを持つ子育て世帯を対象に、通院の際にかかる医療費の自己負担額の一部または全部を助成しています。
子ども医療費助成制度は他のエリアと同様、医療機関窓口にて健康保険証・受給資格証を提示することで受けることができます。ただし、提示にて当日に利用可能となる医療機関は、岡山県内の病院などに限られる点は覚えておきましょう。
岡山市の子ども医療費助成制度では所得制限を設けておらず、生活保護受給者をのぞく子育て世帯が利用できます。子どもが生まれてから中学校を卒業する年の3月31日までの期間、予防接種や入院時の食事代など以外にかかる保険診療費用が助成されるため、家計にも優しい制度といえるでしょう。
また、医療費助成制度には子ども医療費助成制度のほか、ひとり親家庭等医療費助成制度や心身障がい者医療費助成制度などがあります。外来受診の際、それらのどちらかの助成を受けている場合については、子ども医療費助成制度を受けることはできません。
転入・転出後や無保険での受診は、岡山市の子ども医療費助成制度の対象とならない点も注意しておきましょう。
岡山市の子ども医療費助成制度は、小学校就学前の子ども・小学生・中学生と3つの対象に分けられ、助成の範囲もそれぞれ異なります。
生まれてから小学校就学前までは、医療機関への通院回数も多い時期といえるでしょう。この期間の子どもが対象となる助成範囲は、外来受診・入院の費用について自己負担額ゼロとなっています。
つぎに対象となる小学校1年生から6年生の子どもは、入院費用の自己負担はなく、外来受診は1割負担で診療を受けることができます。外来受診時の1割負担には上限額が設定されており、1ヶ月で4万4,400円までの助成となっています。
中学生についても、小学校就学前の子どもと小学生と同じく入院費用は全額助成され自己負担はありません。それに対し、外来においては助成制度の適用はなく、一般的な負担割合である3割負担での受診となります。中学生の場合は、小さな子どもに比べ医療機関への受診回数が少ないという見解で定められているようです。
外来受診に比べ、高額な費用となることが多い入院について、子どもの年齢にかかわらず自己負担なく治療ができる点では安心といえるのではないでしょうか。
子ども医療費助成制度は、岡山市内にある福祉事務所・支所・区役所・地域センターのいずれかの場所で申請することができます。申請の際に必要となるものは、対象となる子どもの健康保険証と印鑑です。そのほかに持参するものはなく、対応する職員の指示のもと手続きを進めましょう。申請が完了すると、後日申請者の自宅へ受給資格証が郵送で送られてきます。
また、子ども医療費助成制度の手続き済みで、すでに助成を受けていても届出が必要となる場合があります。例えば、親の転職などで健康保険証が変更となった場合については、受給資格証・印鑑・新しい健康保険証を持参のうえ、窓口にて変更手続きを行います。その他にも、住所変更や氏名変更、受給資格証紛失による再発行なども同様に届出が必要となりますので、その際は岡山市のホームページで確認しましょう。
全額自己負担で医療費を支払わなければならないことも実際にはあります。その際は、後日払い戻しが可能となる場合があることも覚えておきましょう。
子ども医療費助成制度は、自分が住所を置く都道府県のみに対応した助成制度のため、岡山市の子ども医療費助成制度では岡山県内の医療機関での利用に限られます。県外の実家へ帰省していた際に、子どもが熱を出して医療機関を受診するケースなども考えられ、その場合は申請時の手続きと同じ窓口にて払い戻し申請が可能です。また、受給資格証交付前に県内の医療機関を受診した場合についても同様に払い戻しができます。
岡山市のホームページ内では、医療費給付申請書がダウンロードできるようになっており、事前に準備してから手続きすることがおすすめです。
小学生の子ども医療費助成制度には、上限額が設けられています。1ヶ月の期間に複数の医療機関を外来受診で利用すると、上限額4万4,400円を超えてしまうこともあります。
その場合には、加入保険から医療費が支給されるため、健康保険事業の運営主体である保険者へ手続きの申請を忘れずにしましょう。また、高額療養費に該当しない場合や給付を差し引いても1ヶ月の自己負担額が4万,4400円を上回る場合は、超過分について助成されます。医療助成課にて対応しているようなので、実際にそういったことがあれば直接聞いてみましょう。
岡山市では、医療費補助として知られている高額療養費の補助制度についても利用が可能です。所得要件ごとに1ヶ月の自己負担限度額が定められており、その額を超えた部分について世帯主の申請により支給を受けられます。例えば、帝王切開での出産費用など出産育児一時金を利用しても自己負担限度額を超える場合については高額療養費の対象になることがあります。
同じ医療機関でも異なる診療科目の受診の場合はそれぞれ分けて計算されますので注意しましょう。
岡山市では、障がい者を対象とした心身障がい者医療費助成制度というものがあります。身体障がい者手帳1~3級の交付を受ける者・重度の知的障がい者・精神障がい者保険福祉手帳1級、自立支援医療受給者証の両方の交付を受ける者が対象の制度です。申請手続きが可能な窓口は、障がいの種類によって異なるため、事前にチェックしておきましょう。
原則1割負担で受診が可能なほか、子ども医療費助成制度と同様に払い戻し申請もできます。心身障がい者医療費助成制度で交付される受給資格証は毎年7月に更新され、その際に届出手続きが必要となります。
引⽤元:アイム・コラボレーション(https://im-c.jp/)
引⽤元:SPECIALABO(https://specialabo.co.jp/)
引⽤元:SANKO(https://www.sankohousing.co.jp/
UA値とは、家の断熱性能を表す数字です。値が低いほど、家の中の熱が外に逃げにくくなります。つまり、冬は暖かく、夏は涼しい家になります。
C値とは、家の隙間の少なさを表す数字です。値が低いほど、家の中に隙間が少なく、外から風が入りにくくなります。つまり、冷暖房が効きやすくて、快適な家になります。
Ua値やC値が0.1違う場合、年間の冷暖房費に約3~5%程度の差が生じると言われています。数値が0.1高い場合、年間の冷暖房費が15万円の家庭では、約4,500円~7,500円の追加費用が発生し、室温については1~2度程度の差が生じると言われています。
また、地域の特性上高い住宅性能が求められる北海道では、UA値0.46が基準(省エネ基準)とされており、この数値より低い場合は、東北地方や北海道などの寒冷地にも適合できるほどの住宅性能を持っているといえるでしょう。
参考:国土交通省HP(https://www.mlit.go.jp/shoene-label/insulation.html)
【選定基準】
「岡山 注文住宅」とGoogle検索し、表示された上位50サイトの中で注文住宅会社は31件でした。(2024年4月調査時点)
31社から、上物価格を「1000万円台の家」「2000万円台の家」「3000万円台の家」で分け、住宅性能(耐震性能3等級以上、Ua値、C値)を明記している中で価格帯別に最も坪単価が安い注文住宅メーカーを選出しました。アイム・コラボレーションの坪単価は「SUUMO」(https://suumo.jp/chumon/tn_okayama/rn_imc/?ichiranIdx=3)、SANKOの坪単価はステップハウス(https://www.stephouse.jp/company/view/172/profile/)の情報を参考にしています。
【参考上物価格】
岡山県の平均一戸建ての広さが約36坪。(参照元:株式会社ヘルシーホーム https://www.healthy-home.co.jp/column/251/ ※情報は2018年10月時点)。これに各社の坪単価をかけて参考上物価格を算出しました。