注文住宅は自由度が高い分、完成してから「もっとこうすれば良かった」と後悔するポイントが出てきがちです。
特に岡山県での家づくりでは、気候や車社会特有の事情を計算に入れておかないと、住み始めてから不便さを感じることがあります。
ここでは、一般的な失敗例に加え、岡山ならではの地域性を踏まえた「よくある失敗パターン」を紹介します。
日当たりの良さを重視して南西向きに大きな窓を設置した結果、夏場の強烈な西日が差し込み、夕方はカーテンを閉め切らないといけなくなるケースです。「晴れの国」と呼ばれる岡山は日照時間が長いため、想定以上の室温上昇に悩む方が少なくありません。
西側に大きな窓を作らない、または「軒(のき)」や「庇(ひさし)」を深くして直射日光を遮る設計が必須です。断熱性能(断熱材)だけでなく、「日射遮蔽(熱を入れない工夫)」を重視しましょう。
図面上では「車2台分」確保していたものの、実際に停めてみるとドアの開閉スペースが狭く、乗り降りがストレスになるケースです。また、後から設置したカーポートの柱が邪魔で駐車しにくかったり、リビングの日当たりを遮ってしまったりする失敗も散見されます。
岡山は完全な車社会です。夫婦で2台、将来の子どもの分や来客用を含めて「3台〜4台分」のスペースを確保するのが理想です。
カーポートを設置する場合は、設計段階で「柱の位置」や「窓との干渉」まで計算に入れておく必要があります。
「洗濯物を干すために」と広いバルコニーを作ったものの、実際には黄砂やPM2.5、カメムシなどの飛来が気になり、ほとんど外干しをしなくなるケースです。掃除の手間だけがかかり、最終的には使わないデッドスペースになってしまうことがあります。
岡山・瀬戸内エリアは季節によって黄砂などが多く飛来します。
最近はバルコニーを作らず、その予算を「室内ランドリールーム(衣類乾燥機)」に回す家庭が増えています。「本当に外干しをする頻度が高いか?」をライフスタイルに合わせて検討しましょう。
図面だけで考えて失敗しやすいポイントの筆頭です。
「キッチンカウンターでスマホを充電したいのにコンセントがない」「コードレス掃除機の充電場所(収納内コンセント)を作り忘れた」といった失敗は、入居直後から不便さを感じます。
家具の配置を決め、「どこで何を使うか」を具体的にイメージして配置しましょう。
収納面積を増やしても、使う場所から遠ければ片付きません。
「玄関に上着を掛けるコートクローク」や「洗面所のタオル収納」など、動線上に必要なサイズの収納があるかどうかが重要です。特に岡山では「BBQ用品」や「スタッドレスタイヤ」などの外部収納も必要になるため、土間収納(シューズクローク)を広めに取るのがおすすめです。
予算オーバーした時、真っ先に「断熱材のグレード」や「窓の性能」を下げてしまうのは一番の後悔の元です。
キッチンやトイレのグレードは後からリフォームで変えられますが、家の性能(暑さ・寒さ)に関わる部分は後から直せません。「性能は維持して、設備や仕上げでコスト調整する」のが、長く快適に住むコツです。
注文住宅の失敗の多くは、「イメージ不足」と「知識不足」から生まれます。
自分たちの要望を伝えるだけでなく、「プロの視点から見て、この間取りにデメリットはありますか?」と聞いてみてください。
経験豊富な岡山の工務店なら、地域の気候やライフスタイルを踏まえた「失敗しない提案」をしてくれるはずです。
引⽤元:アイム・コラボレーション(https://im-c.jp/)
引⽤元:SPECIALABO(https://specialabo.co.jp/)
引⽤元:SANKO(https://www.sankohousing.co.jp/
UA値とは、家の断熱性能を表す数字です。値が低いほど、家の中の熱が外に逃げにくくなります。つまり、冬は暖かく、夏は涼しい家になります。
C値とは、家の隙間の少なさを表す数字です。値が低いほど、家の中に隙間が少なく、外から風が入りにくくなります。つまり、冷暖房が効きやすくて、快適な家になります。
Ua値やC値が0.1違う場合、年間の冷暖房費に約3~5%程度の差が生じると言われています。数値が0.1高い場合、年間の冷暖房費が15万円の家庭では、約4,500円~7,500円の追加費用が発生し、室温については1~2度程度の差が生じると言われています。
また、地域の特性上高い住宅性能が求められる北海道では、UA値0.46が基準(省エネ基準)とされており、この数値より低い場合は、東北地方や北海道などの寒冷地にも適合できるほどの住宅性能を持っているといえるでしょう。
参考:国土交通省HP(https://www.mlit.go.jp/shoene-label/insulation.html)
【選定基準】
「岡山 注文住宅」とGoogle検索し、表示された上位50サイトの中で注文住宅会社は31件でした。(2024年4月調査時点)
31社から、上物価格を「1000万円台の家」「2000万円台の家」「3000万円台の家」で分け、住宅性能(耐震性能3等級以上、Ua値、C値)を明記している中で価格帯別に最も坪単価が安い注文住宅メーカーを選出しました。アイム・コラボレーションの坪単価は「SUUMO」(https://suumo.jp/chumon/tn_okayama/rn_imc/?ichiranIdx=3)、SANKOの坪単価はステップハウス(https://www.stephouse.jp/company/view/172/profile/)の情報を参考にしています。
【参考上物価格】
岡山県の平均一戸建ての広さが約36坪。(参照元:株式会社ヘルシーホーム https://www.healthy-home.co.jp/column/251/ ※情報は2018年10月時点)。これに各社の坪単価をかけて参考上物価格を算出しました。