「せっかく岡山で家を建てるなら、広々としたリビングが欲しい」「家事がラクになる動線にしたい」。注文住宅の醍醐味は、ライフスタイルに合わせて自由に間取りを決められることです。
しかし、自由だからこそ「何から決めればいいか分からない」と悩む方も多いはず。ここでは、平均敷地面積が約75坪と広い岡山県ならではの、人気の間取りや失敗しないための設計ポイントを解説します。
岡山での暮らしは、首都圏や関西圏とは異なる特徴があります。地元の工務店で特に要望が多い「人気の間取りパターン」を知ることで、失敗のリスクを減らすことができます。
岡山県民にとって、車はサンダル代わりの移動手段。夫婦で2台、来客用を含めて3台以上の駐車スペースを確保するのが一般的です。
そこで重要なのが、車を降りてから室内に入るまでの動線です。
この2つを意識するだけで、日々のストレスが劇的に減ります。
共働き世帯が多い岡山では、「洗う・干す・畳む・しまう」を一箇所で完結させる「ランドリールーム」が大人気です。
岡山は晴れの日が多いですが、花粉や黄砂、PM2.5対策として「完全室内干し」派が増えています。3畳〜4畳ほどの広さを確保し、除湿機やサーキュレーターを置ける専用スペースを作ることが、家事時短の鍵となります。
土地にゆとりがある岡山では、老後のことを考えて「1階に主寝室とファミリークローゼットを配置する」間取りが増えています。
2階は子ども部屋だけにしておけば、子どもが巣立った後は1階だけで生活が完結します。「平屋を建てたいけど予算や敷地が足りない」という方にもおすすめのスタイルです。
自分で方眼紙に図面を描く必要はありません。プロの設計士が欲しいのは「図面」ではなく「家族の行動パターン」です。
「朝起きてから出勤するまでの動き」や「休日の過ごし方(BBQをするか、家で映画を見るか)」を箇条書きにして渡すだけで、設計士はそこから最適な間取りを導き出してくれます。
具体的な要望を整理するために、以下の項目を家族で話し合ってみましょう。これらが決まっていると、工務店との打ち合わせが非常にスムーズに進みます。
ひとつ注意しなければいけないのは、ハウスメーカーによっては「規格住宅(ある程度決まったパターンから選ぶ)」を「注文住宅」と呼んでいるケースがあることです。
「完全自由設計(フルオーダー)」だと思っていたら、壁の位置が動かせなかった…という失敗談も聞かれます。「変形地を活かしたい」「こだわりの造作家具を入れたい」といった要望がある場合は、設計の自由度が高い地場の工務店を選ぶことをおすすめします。
かつては「子ども部屋は6畳+個室」が当たり前でしたが、最近は考え方が変わってきています。
子ども部屋が必要になるのは小学校高学年から高校卒業までの数年間だけ。そのため、最初は広い一つの部屋にしておき、将来的に家具や壁で仕切れるようにする「可変性のある間取り」が主流です。
広さも4.5畳〜5畳あれば、ベッドと机は十分に置けます。その分、家族が集まるリビングや収納を広く取る方が、結果的に満足度の高い家になります。
「東大生の多くがリビングで勉強していた」という話から、リビング学習が定着しています。
しかし、ダイニングテーブルで勉強すると、食事のたびに片付けなくてはならず不便です。おすすめは、キッチンから目の届く場所にカウンターデスク(スタディコーナー)を造作すること。
壁に向かって集中できるスペースがあれば、子どもの宿題だけでなく、親のパソコン作業や家計簿つけにも活用でき、リビングが散らかるのを防げます。
引⽤元:アイム・コラボレーション(https://im-c.jp/)
引⽤元:SPECIALABO(https://specialabo.co.jp/)
引⽤元:SANKO(https://www.sankohousing.co.jp/
UA値とは、家の断熱性能を表す数字です。値が低いほど、家の中の熱が外に逃げにくくなります。つまり、冬は暖かく、夏は涼しい家になります。
C値とは、家の隙間の少なさを表す数字です。値が低いほど、家の中に隙間が少なく、外から風が入りにくくなります。つまり、冷暖房が効きやすくて、快適な家になります。
Ua値やC値が0.1違う場合、年間の冷暖房費に約3~5%程度の差が生じると言われています。数値が0.1高い場合、年間の冷暖房費が15万円の家庭では、約4,500円~7,500円の追加費用が発生し、室温については1~2度程度の差が生じると言われています。
また、地域の特性上高い住宅性能が求められる北海道では、UA値0.46が基準(省エネ基準)とされており、この数値より低い場合は、東北地方や北海道などの寒冷地にも適合できるほどの住宅性能を持っているといえるでしょう。
参考:国土交通省HP(https://www.mlit.go.jp/shoene-label/insulation.html)
【選定基準】
「岡山 注文住宅」とGoogle検索し、表示された上位50サイトの中で注文住宅会社は31件でした。(2024年4月調査時点)
31社から、上物価格を「1000万円台の家」「2000万円台の家」「3000万円台の家」で分け、住宅性能(耐震性能3等級以上、Ua値、C値)を明記している中で価格帯別に最も坪単価が安い注文住宅メーカーを選出しました。アイム・コラボレーションの坪単価は「SUUMO」(https://suumo.jp/chumon/tn_okayama/rn_imc/?ichiranIdx=3)、SANKOの坪単価はステップハウス(https://www.stephouse.jp/company/view/172/profile/)の情報を参考にしています。
【参考上物価格】
岡山県の平均一戸建ての広さが約36坪。(参照元:株式会社ヘルシーホーム https://www.healthy-home.co.jp/column/251/ ※情報は2018年10月時点)。これに各社の坪単価をかけて参考上物価格を算出しました。