「夏は涼しく、冬は暖かい家で、一年中快適に暮らしたい」
そんな理想の住まいとして、近年注目を集めているのが「高気密・高断熱住宅」です。この記事では、岡山で建てられた高気密・高断熱な注文住宅の施工事例を紹介します。
アメリカンな洋風デザインが特徴の高性能住宅。外観にはスリット入りの屋根付きスペースを設け、自転車置き場として活用。閉鎖感を避け、機能性とデザイン性のバランスが取れた仕上がりです。
LDKには、調湿・消臭・抗菌性に優れた「幻の漆喰」を採用。アトピーにも配慮し、空気環境を重視した健康的な空間を実現しています。
キッチンはご夫婦で立てるように広めに設計。立ち上がり部分は壁ではなくガラスにすることで、視覚的な開放感も確保されています。
紹介した施工事例から読み取れる、狭小住宅のこだわりポイントを紹介します。
4C株式会社は、岡山県で寒冷地レベルの断熱性能を誇る注文住宅を手がける工務店です。
平均UA値0.39、Q値1.59、C値0.20という高性能を標準仕様で実現し、エアコン1台でも快適に過ごせる住宅づくりを目指しています。高断熱・高気密に加え、パッシブ設計や電気代を抑える工夫も重視しており、快適性とコストバランスの取れた家を提供しています。
見た目や間取り重視だった家づくりのスタートから、快適さを重視する価値観へと変化したご夫婦の住まい。
決め手になったのは、SANKOのモデルハウスで体感した「家全体の空気の穏やかさ」と「床のさらっとした肌触り」。他社の無垢床とは明らかに違う心地よさが印象的だったとのことです。
気密測定でC値0.06を実現し、数値で確認できる安心感があったとのこと。上棟時のスピード感や迫力にも感動したと語っています。
回遊動線や大容量収納、寒さを感じない室内環境は、家事や子育てをより快適にしてくれました。「見た目以上に、住み心地こそが暮らしを変えてくれる」と感じているそうです。
紹介した施工事例から読み取れる、狭小住宅のこだわりポイントを紹介します。
株式会社SANKOは、全棟HEAT20 G2以上・断熱等級7(G3レベル)に対応し、平均Ua値0.26・C値0.04以下という性能を実現。W断熱や高性能フェノールフォーム断熱材、樹脂サッシトリプルガラスなどを標準採用し、快適かつ省エネな暮らしを支えています。見えない性能に徹底的にこだわった、未来基準の家づくりを行っています。
施主自らがプランニングから実施設計まで携わった、こだわりの一邸。
住まいの中心に設けた中2階により天井高を確保し、間接照明や異素材のタイルを組み合わせることで、空間に広がりと奥行きを持たせています。無駄を削ぎ落とした美しい内装に、程よい緊張感が漂う洗練された住まいです。
中2階下はアンダークローゼットとして活用し、限られたスペースを有効活用。
断熱性能を高めることで快適性と省エネ性を両立し、マンション暮らしに慣れた施主様の「住み心地の継続」を叶えました。屋根付き駐車場とビルトインガレージを備えた愛車との共生空間も、この家の大きな魅力です。
紹介した施工事例から読み取れる、狭小住宅のこだわりポイントを紹介します。
景山建設は、自社大工による一貫施工と、無垢材を活かした丁寧な家づくりを大切にしている工務店です。
自然素材を活かした住まいを適正価格で提案し、住まう人のライフスタイルに合わせた完全自由設計が特長。完成後も細やかなメンテナンス対応を行い、「家を建てた後も頼られる存在でありたい」という姿勢で、世代を超えて愛される家づくりを続けています。
高気密・高断熱住宅とは、外気の影響を受けにくく、室内の空気が逃げにくい住宅のこと。断熱性が高いと夏は涼しく冬は暖かく、気密性が高いと冷暖房の効率が良くなり、光熱費の節約や快適な室温維持につながります。
また、結露やカビの発生も抑えやすく、ヒートショック防止や防音効果も期待できる点もメリット。注意点としては、施工の質が重要であり、適切な換気計画も必要。初期コストは高くなる傾向にありますが、長期的には健康面や経済面でのメリットが大きい住宅性能と言えるでしょう。
引⽤元:アイム・コラボレーション(https://im-c.jp/)
引⽤元:SPECIALABO(https://specialabo.co.jp/)
引⽤元:SANKO(https://www.sankohousing.co.jp/
UA値とは、家の断熱性能を表す数字です。値が低いほど、家の中の熱が外に逃げにくくなります。つまり、冬は暖かく、夏は涼しい家になります。
C値とは、家の隙間の少なさを表す数字です。値が低いほど、家の中に隙間が少なく、外から風が入りにくくなります。つまり、冷暖房が効きやすくて、快適な家になります。
Ua値やC値が0.1違う場合、年間の冷暖房費に約3~5%程度の差が生じると言われています。数値が0.1高い場合、年間の冷暖房費が15万円の家庭では、約4,500円~7,500円の追加費用が発生し、室温については1~2度程度の差が生じると言われています。
また、地域の特性上高い住宅性能が求められる北海道では、UA値0.46が基準(省エネ基準)とされており、この数値より低い場合は、東北地方や北海道などの寒冷地にも適合できるほどの住宅性能を持っているといえるでしょう。
参考:国土交通省HP(https://www.mlit.go.jp/shoene-label/insulation.html)
【選定基準】
「岡山 注文住宅」とGoogle検索し、表示された上位50サイトの中で注文住宅会社は31件でした。(2024年4月調査時点)
31社から、上物価格を「1000万円台の家」「2000万円台の家」「3000万円台の家」で分け、住宅性能(耐震性能3等級以上、Ua値、C値)を明記している中で価格帯別に最も坪単価が安い注文住宅メーカーを選出しました。アイム・コラボレーションの坪単価は「SUUMO」(https://suumo.jp/chumon/tn_okayama/rn_imc/?ichiranIdx=3)、SANKOの坪単価はステップハウス(https://www.stephouse.jp/company/view/172/profile/)の情報を参考にしています。
【参考上物価格】
岡山県の平均一戸建ての広さが約36坪。(参照元:株式会社ヘルシーホーム https://www.healthy-home.co.jp/column/251/ ※情報は2018年10月時点)。これに各社の坪単価をかけて参考上物価格を算出しました。