「注文住宅を建てたいけれど、いつから動き出せばいいの?」
一般的に、注文住宅の検討開始から入居までの期間は「約10ヶ月〜1年」と言われています。
しかし、岡山県(特に郊外や市街化調整区域)で建てる場合、土地の許可申請などに時間がかかり、実際には「1年半近く」かかるケースも珍しくありません。
「子どもの入学に間に合わなかった!」という失敗を防ぐために、岡山ならではの家づくりの流れと、期間が伸びてしまう「行政手続きの落とし穴」について解説します。
家づくりは大きく分けて5つのステップで進みます。まずは全体のスケジュール感を把握しましょう。
教科書通りのスケジュールで進まない最大の原因が「土地」の問題です。岡山で家を建てるなら、以下の2点に注意してください。
岡山市や倉敷市の郊外には、田んぼや畑が広がる「市街化調整区域」が多く存在します。
ここは坪単価が安く魅力的ですが、原則として家を建てることが制限されているエリアです。建築するには、以下のような特別な行政手続きが必要になります。
これらの申請準備から許可が下りるまでに、スムーズにいっても数ヶ月〜半年近くかかることが一般的です。
古代吉備文化の中心地であった岡山県は、地下に遺跡(埋蔵文化財)が眠っている土地が多いです。
もし購入した土地が「周知の埋蔵文化財包蔵地」に指定されている場合、文化財保護法に基づき工事着手の60日前までに届出が必要です。
さらに、必要に応じて「試掘(遺跡がないか掘って調べる作業)」が行われ、もし重要な遺跡が見つかった場合は本発掘調査のために工事がストップするリスクもあります。
「4月の新学期から新しい家で学校に通わせたい」という場合、逆算すると「前年の春(GW頃)」には動き出す必要があります。
特に京山地区や津島地区など、一般的に「物件競争率が高いエリア」では土地探しが難航しがちです。「年明けから動けば間に合うだろう」と思っていると、希望入居日に間に合わなくなるので注意しましょう。
「まずは土地を買ってから、工務店を探そう」というのはリスクがあります。
前述の通り、岡山には「手続きに時間がかかる土地」や「地盤改良が必要な土地」がたくさんあります。素人判断で土地を買ってしまうと、想定外の費用や期間がかかるトラブルになりかねません。
気になるエリアがあるなら、土地探しの段階から工務店に相談し、「この土地に家を建てる場合、どんな申請が必要で、いつ頃入居できるか?」を専門家の視点でジャッジしてもらうのが最短が期待できるルートです。
条件の良い土地はすぐに売れてしまいます(買付申し込みが入ります)。いざ「買いたい!」となった時、住宅ローンの事前審査に通っていないと、申し込みのスタートラインにすら立てないケースがほとんどです。
土地が決まっていなくても事前審査は可能ですので、中国銀行やトマト銀行などの金融機関で早めに済ませておきましょう。
注文住宅は、建売住宅と違って「入居したい日」から逆算して計画的に進める必要があります。
特に岡山では、土地の条件(調整区域や埋蔵文化財)によって行政の許可待ち時間が大きく変わります。「来年の春には住みたい」と考えているなら、今すぐ工務店への相談を始めましょう。
引⽤元:アイム・コラボレーション(https://im-c.jp/)
引⽤元:SPECIALABO(https://specialabo.co.jp/)
引⽤元:SANKO(https://www.sankohousing.co.jp/
UA値とは、家の断熱性能を表す数字です。値が低いほど、家の中の熱が外に逃げにくくなります。つまり、冬は暖かく、夏は涼しい家になります。
C値とは、家の隙間の少なさを表す数字です。値が低いほど、家の中に隙間が少なく、外から風が入りにくくなります。つまり、冷暖房が効きやすくて、快適な家になります。
Ua値やC値が0.1違う場合、年間の冷暖房費に約3~5%程度の差が生じると言われています。数値が0.1高い場合、年間の冷暖房費が15万円の家庭では、約4,500円~7,500円の追加費用が発生し、室温については1~2度程度の差が生じると言われています。
また、地域の特性上高い住宅性能が求められる北海道では、UA値0.46が基準(省エネ基準)とされており、この数値より低い場合は、東北地方や北海道などの寒冷地にも適合できるほどの住宅性能を持っているといえるでしょう。
参考:国土交通省HP(https://www.mlit.go.jp/shoene-label/insulation.html)
【選定基準】
「岡山 注文住宅」とGoogle検索し、表示された上位50サイトの中で注文住宅会社は31件でした。(2024年4月調査時点)
31社から、上物価格を「1000万円台の家」「2000万円台の家」「3000万円台の家」で分け、住宅性能(耐震性能3等級以上、Ua値、C値)を明記している中で価格帯別に最も坪単価が安い注文住宅メーカーを選出しました。アイム・コラボレーションの坪単価は「SUUMO」(https://suumo.jp/chumon/tn_okayama/rn_imc/?ichiranIdx=3)、SANKOの坪単価はステップハウス(https://www.stephouse.jp/company/view/172/profile/)の情報を参考にしています。
【参考上物価格】
岡山県の平均一戸建ての広さが約36坪。(参照元:株式会社ヘルシーホーム https://www.healthy-home.co.jp/column/251/ ※情報は2018年10月時点)。これに各社の坪単価をかけて参考上物価格を算出しました。