4つの行政区に分けられている岡山市。ここでは、岡山市東区の特徴を紹介しています。他のエリアとの違いをチェックしながら、暮らしにかかわる情報をまとめました。
岡山市東区は、中区と南区に隣接する人口95,000人ほどの地域です。
規模は中区に比べて大きい東区ですが、岡山市内4区のなかで最も人口の少ないことも特徴です。東区内は、エリアによっても、利便性などからみた暮らしやすさが異なるようです。
また、北区と比べて公共交通機関が利用可能なエリアが限られており、東区在住の大半の世帯は車を所有しています。
東区には小学校が多くあり、エリアごと学区の指定がありますが、規模の大小によって校風も異なるため事前にチェックしておきましょう。
岡山市東区は、西大寺、瀬戸・平島、上道の3つのエリアに分けることができます。
西大寺エリアは、裸祭りで知られる西大寺観音院があり、周辺には懐かしい雰囲気を漂わせる商店などが点在しています。JR赤穂線の停車駅が2駅あるため、通勤・通学で公共交通機関を利用したい人にはおすすめのエリアです。
瀬戸・平島エリアには、高速道路のインターチェンジ 山陽インターがあることもあり、車を利用する人が多い点が特徴です。県道37号線周辺エリアに飲食店やスーパーなどが多くあり、買い物にも車移動が基本となります。
県道250号線沿いに位置するのが、上道エリアです。こちらも瀬戸・平島エリアと同様に車が主要の移動手段となるエリアです。
また、東区は山や川などの自然が豊かなこともあり、農業が盛んな地域でもあります。
ホームメイトに掲載されているワンルームから2LDKまでの家賃の相場は下記のとおりです。
ワンルーム | 4.44万円 |
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1K | 4.05万円 |
1DK | 4.29万円 |
1LDK | 5.2万円 |
2K | 3.29万円 |
2DK | 4.45万円 |
2LDK | 5.46万円 |
岡山市東区の家賃相場は4.08万円で、岡山市北区(4.57万円)よりも安いですが、岡山市中区(3.85万円)よりもやや高い傾向にあります。
アットホームに掲載されている新築一戸建ての価格相場は下記のとおりです。
3DK以下 | 不明 |
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3LDK~4DK | 2,367.29万円 |
4LDK~5DK | 2,127.91万円 |
5LDK以上 | 1,967.35万円 |
全体 | 2,222.11万円 |
岡山市東区の新築一戸建ての相場は2,222.11万円で、北区(2,861.6万円)・中区(2,916.24万円)・南区(2,641.75万円)よりも安い傾向にあることがわかりました。
岡山市東区では、JR山陽本線・JR赤穂線の2路線の利用が可能です。東区内には5つの駅がありますが、エリアによって利用可能な路線が異なります。
東区でも住みやすさが人気の西大寺エリアには、JR赤穂線停車駅である「西大寺駅」「大多羅駅」のほか、両備バスのターミナル 西大寺バスセンターがあり、岡山市中心部へのアクセス方法として電車とバスの利用が可能です。
そのほかのエリアにもJR山陽本線が利用可能な「上道駅」「瀬戸駅」「万富駅」があります。ただし、JR山陽本線で岡山駅に向かう場合とJR赤穂線を利用した場合では、乗車時間に大きな差はないものの、運賃に100円近く差があります。また、西大寺エリアは駅周辺が栄えているのに対し、そのほかのエリアは幹線道路を中心に栄えているため、主要な交通手段も異なるようです。
岡山市東区全体でみると、車を移動手段とすることが多く、日常生活で公共交通機関を利用している人は限られているかもしれません。
岡山市東区にあるおすすめの観光スポットをチェックしみましょう。東区といえばココ!という、一度は訪れたい場所をピックアップしました。
大人が楽しめるスポットといえば、キリンビール岡山工場です。
岡山市東区瀬戸町にあるキリンビール岡山工場では、ビールの製造工程を見学することができます。工場見学ツアーとして大人たちにも人気のスポットです。
工場見学は、アルコール3種とおつまみがセットとなったプランで、岡山工場限定のビールの試飲ができることも評判です。
キリンビール岡山工場は、JR山陽本線「万富駅」から徒歩10分の場所にあるため、アルコールの試飲をする場合は電車を利用して向かいましょう。
岡山市東区を代表するスポットの一つが西大寺観音院です。
毎年2月の第3土曜日には、日本三大奇祭の一つ「裸祭り」が行われます。裸祭りの正式名称「西大寺会陽」といい、国の重要無形民俗文化財に指定されています。
西大寺観音院は裸祭りだけでなく、敷地内にも見どころがたくさんあり、江戸時代に建てられたとされる三重塔は、岡山県の指定重要文化財となっています。煌びやかな本堂は寺院ならではの美しさです。
1年を通して数多くの催しがあり、観光客はじめ地元の人が足を運ぶ人気のスポットです。
UA値とは、家の断熱性能を表す数字です。値が低いほど、家の中の熱が外に逃げにくくなります。つまり、冬は暖かく、夏は涼しい家になります。
C値とは、家の隙間の少なさを表す数字です。値が低いほど、家の中に隙間が少なく、外から風が入りにくくなります。つまり、冷暖房が効きやすくて、快適な家になります。
Ua値やC値が0.1違う場合、年間の冷暖房費に約3~5%程度の差が生じると言われています。数値が0.1高い場合、年間の冷暖房費が15万円の家庭では、約4,500円~7,500円の追加費用が発生し、室温については1~2度程度の差が生じると言われています。
また、地域の特性上高い住宅性能が求められる北海道では、UA値0.46が基準(省エネ基準)とされており、この数値より低い場合は、東北地方や北海道などの寒冷地にも適合できるほどの住宅性能を持っているといえるでしょう。
参考:国土交通省HP(https://www.mlit.go.jp/shoene-label/insulation.html)
【選定基準】
「岡山 注文住宅」とGoogle検索し、表示された上位50サイトの中で注文住宅会社は31件でした。(2024年4月調査時点)
31社から、上物価格を「1000万円台の家」「2000万円台の家」「3000万円台の家」で分け、住宅性能(耐震性能3等級以上、Ua値、C値)を明記している中で価格帯別に最も坪単価が安い注文住宅メーカーを選出しました。アイム・コラボレーションの坪単価は「SUUMO」(https://suumo.jp/chumon/tn_okayama/rn_imc/?ichiranIdx=3)、SANKOの坪単価はステップハウス(https://www.stephouse.jp/company/view/172/profile/)の情報を参考にしています。
【参考上物価格】
岡山県の平均一戸建ての広さが約36坪。(参照元:株式会社ヘルシーホーム https://www.healthy-home.co.jp/column/251/ ※情報は2018年10月時点)。これに各社の坪単価をかけて参考上物価格を算出しました。