注文住宅の構法として鉄骨造住宅の特徴や価格を紹介しています。岡山市で鉄骨住宅を扱う注文住宅会社の情報もあわせて掲載しました。
鉄骨造住宅には軽量鉄骨造と重量鉄骨造の2種類があります。軽量鉄骨と重量鉄骨の最も大きな違いは、部材の厚み。重量鉄骨は軽量鉄骨に比べると、およそ1.5から2倍の厚みがあります。
また、鉄骨造住宅の最大の利点は耐震性に優れていることです。また木造住宅のように等間隔で密に柱を入れなくても強度が維持できるため、大きな開口部が作れるなど自由度が広がるメリットもあります。
しかし反面では木造住宅より価格が高いというデメリットもあるため、予算や希望などと合わせて注文住宅会社とも相談の上で最適な選択を行うことが大切です。
岡山における木造・鉄骨造の平均坪単価、平均上物価格、土地を含めた平均価格などを調査しました。
木造 | 平均坪単価 62.7万円 |
平均上物価格 2,307万3,600円 (36.8坪×62.7万円) |
土地+上物の平均価格 3,244万4,149円 (937万0,549円+2,307万3,600円) |
---|---|---|---|
鉄骨造 | 平均坪単価 85.8万円 |
平均上物価格 3,157万4,400円 (36.8坪×85.8万円) |
土地+上物の平均価格 4,094万4,949円 (937万0,549円+3,157万4,400円) |
参照元:株式会社ヘルシーホーム
(https://www.healthy-home.co.jp/column/251/)
情報は2018年10月時点
2018年発表のデータによると日本全国の住宅の耐用年数は「木造住宅:22年」「鉄骨RC造住宅:47年」です。
木造住宅の建築技術が進歩していますが、耐用年数では鉄骨住宅やRC住宅に歩があるようです。耐震・耐火性能でも鉄骨住宅やRC住宅のほうが上で、安全性を考慮する人は鉄骨住宅やRC住宅を選ぶと良いでしょう。
引⽤元:アイム・コラボレーション(https://im-c.jp/)
引⽤元:SPECIALABO(https://specialabo.co.jp/)
引⽤元:SANKO(https://www.sankohousing.co.jp/
UA値とは、家の断熱性能を表す数字です。値が低いほど、家の中の熱が外に逃げにくくなります。つまり、冬は暖かく、夏は涼しい家になります。
C値とは、家の隙間の少なさを表す数字です。値が低いほど、家の中に隙間が少なく、外から風が入りにくくなります。つまり、冷暖房が効きやすくて、快適な家になります。
Ua値やC値が0.1違う場合、年間の冷暖房費に約3~5%程度の差が生じると言われています。数値が0.1高い場合、年間の冷暖房費が15万円の家庭では、約4,500円~7,500円の追加費用が発生し、室温については1~2度程度の差が生じると言われています。
また、地域の特性上高い住宅性能が求められる北海道では、UA値0.46が基準(省エネ基準)とされており、この数値より低い場合は、東北地方や北海道などの寒冷地にも適合できるほどの住宅性能を持っているといえるでしょう。
参考:国土交通省HP(https://www.mlit.go.jp/shoene-label/insulation.html)
【選定基準】
「岡山 注文住宅」とGoogle検索し、表示された上位50サイトの中で注文住宅会社は31件でした。(2024年4月調査時点)
31社から、上物価格を「1000万円台の家」「2000万円台の家」「3000万円台の家」で分け、住宅性能(耐震性能3等級以上、Ua値、C値)を明記している中で価格帯別に最も坪単価が安い注文住宅メーカーを選出しました。アイム・コラボレーションの坪単価は「SUUMO」(https://suumo.jp/chumon/tn_okayama/rn_imc/?ichiranIdx=3)、SANKOの坪単価はステップハウス(https://www.stephouse.jp/company/view/172/profile/)の情報を参考にしています。
【参考上物価格】
岡山県の平均一戸建ての広さが約36坪。(参照元:株式会社ヘルシーホーム https://www.healthy-home.co.jp/column/251/ ※情報は2018年10月時点)。これに各社の坪単価をかけて参考上物価格を算出しました。