「岡山にはたくさんの工務店があるけれど、結局どこがいいの?」
一生に一度の家づくり、会社選びで迷ってしまう方は少なくありません。
自分にぴったりの工務店を見つける近道は、家づくりで「何を最も重視するか(こだわり)」を明確にすることです。
このページでは、岡山の数ある工務店の中から、「高性能・ZEH」「自然素材」「土地探し」という3つのこだわり軸にわけてご紹介します。
「夏は涼しく冬は暖かい家に住みたい」「光熱費を抑えたい」という方におすすめなのが、数値に基づいた住宅性能に定評のある工務店です。
UA値(断熱性)やC値(気密性)などの数値を公表し、快適な暮らしを科学的に裏付けている会社をピックアップしました。
デザイン住宅の顔をして、実は「高性能」。2,000万円台からの賢い選択
おしゃれなデザインが注目されがちですが、実は標準仕様でUA値0.45・C値0.7という、東北地方の基準並みの高性能をクリアしています。「デザインも性能も妥協したくない、でも予算は2,000万円台に抑えたい」というコストパフォーマンス重視の方にとって、非常にバランスの良い選択肢です。
C値0.04以下!気密性能を自信を持つ工務店
外断熱と内断熱を組み合わせた「W断熱」により、魔法瓶のような保温性能を実現。全棟で気密測定を実施し、C値0.04以下(平均実測値)という高気密を証明している会社です。高性能でありながら、漆喰や無垢材などの自然素材を標準採用している点も大きな魅力です。
世界基準の「アルセコ外断熱」で建てるローエネルギーハウス
燃えない断熱材として知られるドイツ製の「アルセコ外断熱システム」や、樹脂サッシ・トリプルガラスを標準採用。エアコン1台で家中を快適な温度に保つ「ローエネルギーハウス」を提案しています。メンテナンスコストや光熱費などのランニングコストまで考え抜かれた家づくりが特徴です。
「性能美」を追求し、独自の換気システムで空気環境も快適に
「性能こそが最大のデザイン」という考えのもと、独自の換気システムや、結露を防ぐ徹底した断熱施工にこだわる会社です。施主に対してメリットだけでなくデメリットもはっきりと伝える誠実な姿勢も、多くの施主から支持されています。
「アレルギーが心配だから化学物質は避けたい」「木の香りや経年変化を楽しみたい」という方におすすめ。
無垢材や漆喰など、体に優しい本物の素材を使った家づくりが得意な4社をご紹介します。
「食べられるほど安全」な素材でつくる無添加住宅
しっくい、炭化コルク、天然石、米のりなど、口に入れても害がないほど安全な自然素材に徹底してこだわる「無添加住宅」の正規代理店です。化学接着剤を使わないため、シックハウス症候群やアレルギーが気になるご家族でも安心して暮らせる住まいを提供しています。
医師が勧める「0宣言の家」。健康を害する建材は一切不使用
「住む人が健康になる家」を目指し、集成材や合板、ビニールクロスなどの化学建材を一切使用しない「0宣言の家」を提案しています。スペイン漆喰や無垢材が生み出す空気環境は、医師からも推奨されるほどの品質を誇ります。
「木」の質感を活かし、古き良き日本家屋とモダンを融合
社名の通り、木の特性を知り尽くした家づくりが特徴。軒(のき)を深く出した日本家屋の伝統的な美しさと、現代的なモダンデザインを融合させた「大人かっこいい」住まいを提案しています。経年変化によって味わいが増す家を建てたい方に最適です。
無垢材×異素材の組み合わせでつくる「カフェのような空間」
無垢の床材や漆喰といった自然素材に、あえて鉄骨階段やモルタルなどの無機質な素材を組み合わせるのがスペシアラボ流。素材の質感を活かしたハイセンスなコーディネート提案は、スタッフ全員が建築士である同社ならではの強みです。
「まだ土地が決まっていない」「土地と建物の予算配分が分からない」という方へ。
豊富な不動産情報を持っていたり、土地・建物をトータルでサポートしてくれる安心の4社です。
岡山県内の土地情報5,000件以上!土地探しの強力なパートナー
岡山県下の多くの不動産会社と提携し、未公開物件を含む膨大な土地情報を保有しているのが強み。「土地がないと家づくりは始まらない」という考えのもと、希望のエリアや学区に合わせた土地探しを強力にバックアップしてくれます。
「土地探しからはじめる家づくり」で予算オーバーを防ぐ
土地探しと家づくりを別々に進めるのではなく、トータルで提案することを得意としています。全体の予算を見据えた上で土地を選定してくれるため、「土地にお金をかけすぎて建物が予算不足に…」といった失敗を防ぐことができます。
岡山市北区を中心とした地域密着型。ワンストップで相談可能
土地探しから資金計画、プランニング、施工、アフターメンテナンスまでを自社で一貫してサポート。岡山市北区を中心とした地域情報に詳しく、土地の形状や条件に合わせた最適なプラン提案まで含めて相談に乗ってくれます。
建築士が「理想の家が建つ土地か?」を見極めて提案
提携不動産会社と連携し、土地探しからサポート。単に条件に合う土地を探すだけでなく、「その土地でご家族の希望するプランが入るか」「日当たりや風通しはどうか」を建築士の視点で見極めてくれるため、土地選びでの後悔を未然に防げます。
引⽤元:アイム・コラボレーション(https://im-c.jp/)
引⽤元:SPECIALABO(https://specialabo.co.jp/)
引⽤元:SANKO(https://www.sankohousing.co.jp/
UA値とは、家の断熱性能を表す数字です。値が低いほど、家の中の熱が外に逃げにくくなります。つまり、冬は暖かく、夏は涼しい家になります。
C値とは、家の隙間の少なさを表す数字です。値が低いほど、家の中に隙間が少なく、外から風が入りにくくなります。つまり、冷暖房が効きやすくて、快適な家になります。
Ua値やC値が0.1違う場合、年間の冷暖房費に約3~5%程度の差が生じると言われています。数値が0.1高い場合、年間の冷暖房費が15万円の家庭では、約4,500円~7,500円の追加費用が発生し、室温については1~2度程度の差が生じると言われています。
また、地域の特性上高い住宅性能が求められる北海道では、UA値0.46が基準(省エネ基準)とされており、この数値より低い場合は、東北地方や北海道などの寒冷地にも適合できるほどの住宅性能を持っているといえるでしょう。
参考:国土交通省HP(https://www.mlit.go.jp/shoene-label/insulation.html)
【選定基準】
「岡山 注文住宅」とGoogle検索し、表示された上位50サイトの中で注文住宅会社は31件でした。(2024年4月調査時点)
31社から、上物価格を「1000万円台の家」「2000万円台の家」「3000万円台の家」で分け、住宅性能(耐震性能3等級以上、Ua値、C値)を明記している中で価格帯別に最も坪単価が安い注文住宅メーカーを選出しました。アイム・コラボレーションの坪単価は「SUUMO」(https://suumo.jp/chumon/tn_okayama/rn_imc/?ichiranIdx=3)、SANKOの坪単価はステップハウス(https://www.stephouse.jp/company/view/172/profile/)の情報を参考にしています。
【参考上物価格】
岡山県の平均一戸建ての広さが約36坪。(参照元:株式会社ヘルシーホーム https://www.healthy-home.co.jp/column/251/ ※情報は2018年10月時点)。これに各社の坪単価をかけて参考上物価格を算出しました。